現在の仕事内容を教えて下さい

私は介護保険サービスの中の福祉用具貸与・販売に携わっており、福祉用具の提案を行っております。1人の利用者の身体状況から、家族構成、家屋環境の違いなどから提案する福祉用具は変わってきますが、お客様やそのご家族様から今まで出来なかったことができた、介護の負担が軽減されたとの声と、感謝の言葉をかけていただいた時に仕事のやりがいを感じています。

１日のスケジュール、仕事の流れを教えて下さい

新規のお客様と関わる際、例えば転倒による骨折や脳梗塞等によるご入院中に、退院後の在宅復帰を行うにあたり必要な福祉用具をご提案させていただきます。症状や家屋環境は人それぞれ違いますので、適切な福祉用具をご提案させていただき、退院後の在宅生活を身体に負担なく行えるような環境整備を行います。

また、既存のお客様は定期的なモニタリングを実施することで適切に福祉用具が使用させているかの確認を行い、身体状況や生活環境の変化に応じて裁定案をさせていただく場合があります。福祉用具販売では、必要に応じて担当地域の役所への書類提出なども行います。

入社のきっかけ、この会社に決めた理由は

大学在学中、福祉施設への実習を行った際に現場スタッフの方々への聞き取りの中で利用者本位の介護を学びました。しかし、真心を込めたサービスの中にも介護の担い手となる現場スタッフが体を壊してしまう現実も学生ながらに感じていました。利用者本位の介護は当たり前ではありますが、介護を行う家族・現場スタッフの介護負担軽減が出来る福祉用具を専門的な知識をもって提案できる会社への入社を希望しました。同様のサービスを行う会社は多数ありますが、地元に根付いた企業を探し、また自社でオーダーメイドの車いす製作や福祉用具開発を行っていることに強く関心を持ち、いつか自分が起案した福祉用具が在宅や施設の中で活用できることを夢に、入社を強く希望しました。

未来の後輩へのメッセージをお願いします

これまでの生活の多くは勉学に励んできたことと思います。授業料を払って学んできた立場から、責任を持つことで給料をもらう立場へとなります。

生活の為に嫌なことを我慢してまで勤めるのであれば、皆さんも好きなことや興味のあるものを深堀りして、やりがいをもってできる仕事と出会ってほしいと思います。

決して妥協せず、皆さんが見ているものよりもきっと、もっと世界は広いと思います。本当になりたい自分を今一度想像してください。そのためにできることを、今から始めてみましょう。